むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 世界一の大衆車

    フォルクスワーゲンというのはおそらく大衆車という意味かな。ドイツ語でフォルクスは「民族の」、ワーゲンは「車」という意味だからきっとそうだろう。

    フォルクスワーゲンは昨年ディーゼル車の排気ガス問題で世間を騒がせたが、何と言ってもトヨタと肩を並べる世界一の自動車会社だ。売れている車の台数もさることながら、壊れにくく頑丈で値段もリーズナブルだ。

    そういうフォルクスワーゲンの主力車と言えばゴルフだろう。僕らが小さい頃はビートルというカブトムシのような車のことをワーゲンと呼んでいたが、今はゴルフの方がブランドを支える代表だ。実は、僕は5年前からフォルクスワーゲンに乗っているが、ビートルでもゴルフでもない。その車がちょうど車検だったのでディーラーに持って行ったら、新品のゴルフを貸してくれた。いわゆる代車だが、おそらく試乗車だろう。(昨日のブログで熊本城をバックに撮った写真の駐車場で真ん中に写っている白い車です)

    そのゴルフに昨日と今日の二日間乗って、シビれてしまった。使い回しのいいサイズ感、なめらかで滑るようなギアと静かなエンジン、安心感のあるブレーキとハンドリング。どれを取っても最高だ。さらに、試乗車だけあって、自動追従装置もついており、セットすると自動的に前を走る車と一定の車間を取りながら勝手に走り、止まってくれる。アクセルもブレーキも踏まずにハンドルだけを握っておけばいいのだ。これには驚いた。まだ、完全に信頼していいわけではないが、技術がここまで進んでいることに感心してしまった。

    だいたい、車検の時の代車と言えば昔は相当ボロい車だった。僕は今の車の前にはホンダのオデッセイに乗っていたが、車検の時の代車はすごく古い軽自動車で、オデッセイから軽に乗り換えた瞬間の怖さといったら、相当なものだった。こういう時に、代車をただ走ればいいと思って貸すのか、お客さんに次に買い換えるならこんな車はどうですか、という気持ちでちょっと背伸びするくらいの格の車を貸すのとでは、おそらく営業成績がずいぶん違うだろう。

    とにかく、たった二日間乗っただけでゴルフの素晴らしさを知ってしまった。いつもなら、車検が終わった車はエンジンオイルなども新しくなり、自分の車もよみがえった、と感動するのだが、今回ばかりはゴルフの凄さにシビれてしまって、自分の車がオイル交換など終わっていて滑らかに走っても感動がなかった。

    病院でも、患者さんの期待以上の感動を与えられるサービスを目指したい、と思った次第だ。

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