むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 果物の季節

    昔は藤崎宮の秋の大祭が区切りとなって、急に冷え込むことになっていましたが、その思い出は小学校の頃で、それ以降この20年くらいは例大祭が終わっても残暑厳しく、年によっては10月いっぱいは半袖でいいくらいでした。

    ところが、今年はちょうど例大祭の後に台風一過で北風が入ってきて一気に涼しくなりました。過ごしやすい秋晴れの1日です。夜もエアコンがいらないどころか、いつもの半袖Tシャツでは少し肌寒い感じです。クリニックでも、風邪をひいて来院される人が徐々に増えてきています。

    私は気象学者でもなんでもないので全くの素人考えですが、地球温暖化で北極の氷が溶けたら、溶けた氷水が寒流に乗って下ってくるので、冬の寒さは昔より厳しくなるのではないかと思います。夏は異常に暑く、冬は非常に寒い、そんな時代の到来ではないでしょうか。

    気温の差が大きいと体調を崩しやすくなります。昼暑くても夜は寒いといったことになりますから、洋服などは重ね着して調整しやすいものや、いざという時防寒になる素材のものを常に準備するといいと思います。また、ダイエットで痩せるのもいいですが、痩せすぎは風邪引きやすくなります。少し皮下脂肪があった方が寒さには強いですから、冬の間は少し皮下脂肪を溜め込むのが自然の摂理です。寒い時期には少しばかり太る、食欲の秋、何を食べても美味しいのは、そういった自然の力が働いているためであり、逆に言うと今が一年で最もダイエットに向いていない時期ではないでしょうか。

    秋は果物も美味しいですが、日本の果物は品種改良で糖度が異様に高いので、甘くて美味しいのですが健康には要注意です。野菜・果物は健康にいいと思いがちですが、甘すぎる果物には注意しましょう。

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