むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 風邪に効くハーブ(アロマ)

    先日、漢方の講演をしましたが、大変好評だったとのフィードバックをいただきました。聞きにきていただいた方々には御礼申し上げます。内容は少し変わりますが、12月にもう一度漢方の講演を予定しています。参加ご希望の場合、クラシエ薬品にお尋ねください。(参加は無料ですが、事前申し込みがないと空席がないかもしれません)

    さて、風邪の予防にうがいをしましょうというのは古くから言われていることです。外国にはうがいをするという習慣がないため、それが風邪の予防になるなどとは世界中の人は信じていません。おそらく日本だけだと思います。風邪のウイルスは20分ほどで喉粘膜から体内に侵入しますから、入ってしまえばうがいでは取れません。したがって、うがいの感染予防に対してはかなり懐疑的で、最近は厚労省の感染対策マニュアルを読んでも手洗しましょうとは書いてありますが、うがいをしましょうとは書いてありません。

    そんな中、うがいに予防効果があるのかどうかを検証した論文があります。水道水、イソジンで比べてみたところ、なんとイソジンでうがいした方が風邪を<ひきやすい>ということがわかったのです。イソジンが喉の粘膜を障害するのが問題のようです。最近はほとんどイソジンを処方することはなくなりました。皆さんもうがいをするなら水道水でいいし、お茶も有効とされています。病院ではアズノールといううがい液を処方します。これはカモミールエキスです。ハーブの力で抗炎症作用があります。アロマでは、ユーカリ、ローズウッド、ミント、ティーツリーなどいろいろ風邪に有効なアロマがあります。詳しくはアロマショップで聞いてみてください。楽しいですよ。

    博多駅前