むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 腱鞘炎

    電子カルテに入力するのはキーボードです。毎日毎日患者さんの記録を入力していたら、ついに腱鞘炎になってしまいました。手首から指先にかけて痛い。日頃鍼治療などで患者さんを治療している身としては、ここは自力で治そうと思い仕事が終わってから、自分でハンドマッサージを始めました。どれだけマッサージしても痛みます。指の腱鞘炎の場合、手首よりも肘の方(前腕)の筋肉に圧痛を認める場合があります。そこが重要な治療ポイントとなります。

    そう思って治療ポイントを探すのですが、なかなか反応する場所が見つかりません。仕方ないので、手指の筋肉を一つ一つマッサージしてほぐしていきました。マッサージすること30分、ついに手の痛みは消えました。なかなか手ごわかったです。しかし、その日の痛みをその日のうちに処理できないと、痛みはだんだん固定化していきます。手が痛いというより、頭(脳)が痛みを覚えてしまって染み付くのです。そうなったら治療が難しくなります。

    腰痛でもなんでも同じ理屈だと言われています。そのため、大変不思議ですが最近は抗うつ剤を腰痛治療に使ったりします。慢性の頭痛や肩こりなどにも効果は期待できます。頭に染み付いた痛みを消すことができれば、慢性の痛みは一旦リセットできるようです。