むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 好きこそ物の上手なれ

    好きこそ物の上手なれという諺があります。好きなことをやった方が集中力も出るし、時間を忘れて没頭するので、当然上達します。そういう自分の好きなことをやって伸ばせる仕事につけた人はラッキーです。当院の職員さんたちにも、入職してきた日に得意なことを聞きました。もちろん、それをいかせられれば一番いいと思ったからです。得意なことを自分から言ってくれるといいのですが、こっそり隠していることもあります。へーそんなことができるんだ、と驚かされたりするわけですが、それは勿体無いと思います。自分の可能性を最大限に発揮するには、得意なこと、好きなことをアピールした方がいいと思います。

    一方、外来患者さんの中には職場が変わってからストレスで仕事に行けなくなった、という方が来られます。例えば、接客がしたくて入社したのに事務方に配置換えになったとか、そういう場合です。時に、こういう人事で自分も気づかなかった才能を発揮したり、そこでの出会いが人生を変えるという場合もありますから、不本意ながらの人事異動も天の神様からすると何かしらの必然があるのかもしれません。しばらくは、その分野を極めて自分のスキルの幅を広げようと努力するべきでしょう。何事も、一生懸命働けば、無駄になることはないと思います。

    しかしながら、鬱みたいになってしまっては、勤務の継続が難しい場合もあります。もう辞めてやる!と心を決めて来院される場合もありますが、心の状態が通常でない時にあまり重要な決断はしない方がいいと思います。そういう場合は、しばらくの休みを取って心と体を休め、じっくり考えた方がいいとアドバイスしています。