むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • アース=地面

    アースといえば地球という意味の英語ですが、電気製品につけるアースというのは感電事故を防ぐために地面に放電する電極のことを指します。医療機器には大抵アースがついていますが、どうやってアースするかというと、コンセントが3極(通常は2極)になっており、3本目がアースです。心電計のように体内の微弱な電気変化を記録するためにはアースがとても大切です。

    そういう人間の体において神経系は電気系統のようなものだし、筋肉も電気的な活動で伸び縮みします。また、体を動かすと体内で摩擦による静電気も発生するし、心拍や胃腸の動きから発生する波動のようなものも存在します。その人体にアースがあるかといえば、答えはイエスです。それは、足です。足から地球に向かってアースされているのです。しかし、現代ではゴム底(絶縁体)の靴をはいて歩き回るので足のアース効果はほとんど期待できません。

    もう一つが、地面の露出しているところが少なく、ほとんどがアスファルトなので、地面の上に直に立つということがありません。もし、おひまなら公園などの地面の上に裸足で立ってみると、いかにアースすることで健康が取り戻せるかがわかると思います。ただ、最近は地面の下に高圧線や下水管が埋設されていることもあるので、どこに立ってもいいというわけでもない気がします。最近私がきがついたのは、犬の散歩中に近所の小さい公園に立つと、とても気持ちがいいのです。これは、靴を履いたままですが、なんとなくそこにしばらく立っていたい気分になります。皆さんのお近くの公園でもそういうスポットがあるかもしれませんよ。