むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 最近はやりの風邪

    梅雨に入り季節は確実に夏へと向かっています。そういう中、最近の風邪のはやり具合をおしらせします。まず、インフルエンザですが、時々出ますが、だいぶ減ってきました。いま出ているのはB型ばかりです。高熱、喉の痛み、咳や鼻水といった症状で倦怠感が強い場合、疑いは濃厚となります。次に、感染性胃腸炎。結構な高熱が出ます。嘔吐や下痢でなくても上気道炎症状(せき、鼻水など)がなくて熱が出ている場合は疑います。最近かなり多いです。早い段階では診断がつきにくいですが、1日経過観察すると、翌日には下痢や腹痛などの症状がはっきりして確定できます。

    もう一つ最近多いのは溶連菌感染症です。子供に多いのですが、大人もかかります。発熱、喉の痛みなどがあれば可能性はあります。扁桃腺の腫れ方に特徴があります。また、手足口病も増えています。熱があって倦怠感があるけど鼻水やのどの痛み、咳などの上気道炎症状がはっきりしない場合は口の中や手足にブツブツができていないか確認してみてください。もし見当たれば、手足口病です。

    もしこのような感染症にかかっても心配はいりません。インフルエンザはもちろんですが、溶連菌感染症にも効く抗生物質があります。以前は10日分飲まないといけなかった抗生剤も最近は5日で大抵の場合終了できます、