むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方や針にこだわらない

    私のブログでは、漢方や針など東洋医学がいかにいいかをたくさん書いています。事実、西洋医学では治せないいろんな疾患に対応できるし、副作用の面でも安全性に優れているので、私個人としてはとても好きなのです。みんなにその良さをわかっていただきたいと思っています。

    一方で、漢方でないといけないとか、針でないといけないとは思っていません。血圧を下げるには小さい一粒の西洋薬はとても効果的です。コレステロールを下げるのも、一粒の西洋薬にはかないません。睡眠薬もそうです。漢方でどんなに頑張っても西洋薬にはかないません。

    結局、効果と安全性と患者さんの忍容性などいろんな条件を総合して考えたあげく、もっとも効率的で安全で効果的な治療法が何かを考えて処方しています。ですから、患者さんから漢方で眠れるようにしてくださいとか、漢方で血圧を下げてくださいとか頼まれることはしばしばですが、そこはなぜ漢方でないといけないかという問題があります。薬アレルギーで飲める薬がないとか、妊娠中で漢方にして欲しいとか、理由があればそれは納得します。まずは、他に治療法もなく困っている人に漢方療法は絶対必要とおもっていますが、西洋薬の方が優れているとわかっているのあえて漢方で行くにはそれなりの理由が必要だと思います。これは、最近よく耳にするEBMすなわちエビデンスに基づいた標準治療が求められる時代だからです。