むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方の講演会

    金曜の夜に大学で漢方の講演会でした。私が演者で、精神科領域の漢方治療について話しました。

    精神科領域とはいえ、私が日頃見ているのは心療内科です。精神科ほどヘビーな患者さんでなくて、ストレスで体調を壊したとか、そのレベルの心の病です。それでも、西洋薬の抗うつ剤などを使った方が早く元気になります。そこで、大抵は精神科系の薬剤と漢方を併用します。併用することで、西洋薬がが効いてくるまでの繋ぎとして漢方の方が即効性があるとか、漢方薬は習慣性がないのでいつでもやめられるとか、いろんなメリットがあるのす。

    そこで、今回の講演では漢方を併用することで抗不安薬などを極力使わず、使っても少量でうまくいくという話をしました、やはり、抗不安薬などを処方される側になって考えると、少しでも少ない方が望ましいです。通常ですと、抗うつ剤などは徐々に増量することで効き目が出てくるのですが、漢方を併用することで西洋薬は少なめで効き目を発揮するという場合があります。