むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 体の歪みを直してくれる犬

    仕事用のパソコンのキーボードをHHKB(富士通のPFU社)に変えてから、ミスタッチも減り、効率が上がった気がします。唯一このキーボードにはテンキー(電卓みたいな数字のキー)がないのが玉にきずですが、これはPFUのポリシーとして絶対につけないのだと思います。そのコンセプトをなぜ?と考えると、やはり体の捻じれを最小限にするためだろうと思われます。アルファベットのキーボードだけだと体の正面にHのキーが来て左端がA、右端がEnterです。ほとんどの仕事はこの位置でします。ところが、テンキーのついたキーボードを使う場合、Hのキーは正面よりやや左に寄り、体はそれに合わせて左に捻れます。

    ただでさえ右利きの人は右手右肩が前に出て左側が後ろ方向に捻じれますから、テンキーのついたキーボードを使うとそのねじれがさらにひどくなるわけです。人の心臓は少し左にあるので、右を少し前にして左を後ろに捻ることで心臓を守る効果もあると言われていますから、自然のことではあります。しかし、そのねじれは背骨に影響し、肩こりや腰痛の原因となります。HHKBのキーボードを使うと、そのねじれから解放されて、キーボードを真正面に据えることで仕事効率化を図るわけです。すごいコンセプトだと思います。あえてテンキーを捨ててでも、これがいいのだと無言で主張しているのです。

    そうやって仕事をしていても私たちの身体は自然に捻じれます。それを解消する方法を思いつきました。

    犬の散歩をするとき、左手でリードを持つのです。すると犬はどんどん引っ張ってくれるので、左が前になります。その格好で30分、約2000歩を歩きます。自然と体のねじれが強制されるわけです。犬の散歩をするとき、犬に引っ張られるのは正しくなく、犬はピタッと右足の横につけて歩かせるように、と躾の仕方を習い、うちのゴンも横につかせるとそのようにピタッと歩いてくれるのですが、こちらの気が緩むと、どんどん前に出て行きます。つまり、犬を正しい位置で散歩させるのはこちらも気を抜けずきついので、発想を変えて、うちのゴンは僕の整体師と思って左手を引っ張ってもらうのです。自然とバッチリ矯正してくれますよ。

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    すすきと満月ならぬすすきと太陽です。ブログ用の写真はほとんどiPodで撮っています。逆光、太陽直視の過酷な条件でよくここまで撮れるものです。いいカメラです、iPod。