むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 具体的な目標を持つ

    何事も、漠然と頑張ってもうまくいきません。例えば受験勉強。絶対合格するぞ!だけではどう頑張っていいかがはっきりしません。1日に8時間は勉強するとか、英語、数学は毎日最低1時間ずつ勉強するとか、具体的な目標があったほうがいいでしょう。私がこのところ連日書いている糖質制限ですが、これにも具体的な目標があります。通常日本人の炭水化物(糖質)摂取は一日150グラム程度だそうです。それを参考にしていただきたいのですが、私の今やっているのは体重1kgあたり1gの炭水化物です。私の場合は1日で65gを超えない(つまり1食あたり20グラム以下)というのが目標です。

    しかし、どうやって量を測るんだという疑問が湧いてきます。もちろん野菜にも果物にも糖質は含まれます。最近の果物はべらぼうに甘いですから、健康にいいと悪いのバランスを考えると悪いに傾きます。昔ながらの甘くない果物(家庭の庭先になっているようなやつ)ならOKです。人参も玉ねぎも甘いですから、糖質の塊だそうです。

    そうは言っても、面倒なグラム計算はしません。気にするのはヨーグルトなどに含まれる糖質です。私が朝からとっているフルーツ入りヨーグルトはなんと1カップ9.1gの糖質が入っています。1食あたり20g以下の炭水化物という目標から考えると、いかに糖質が多いかわかります。健康に良さそうなフルーツグラノーラなんて、1食40gで28gもの糖質を含みます。完全にアウトです。どうりで甘いと思った。このように、具体的な目標があると、自ずと行動は決まってきます。そして、目標が現実となる確率が高くなるのです。何ごともそんなもんだと思います。