むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 読書の秋

    連休三日目、いかがお過ごしですか?

    私は、昨日までの学会で東洋医学書専門の本屋が出店していたので、鍼治療関連の本を買いました。今日はせっかくの秋晴れでしたが、知り合いの先生に病院当直(日勤)を頼まれ、朝から夕方まで近所の病院の当直室に缶詰でした。幸い、入院患者さんの急変などもなく、一日本を読むことができました。夕方までに300ページ超の本を全部読み終えました。とりあえず読んだということで、頭に入ってしまったわけではありませんが、腰痛、寝違え、五十肩、などなど症状ごとに治療のポイントが書いてあるので、明日からの患者さんに早速応用して効果あるツボからの治療を実践したいと思います。きっと治療成績が上がることでしょう。

    私たち医師は学生の頃に国家試験のために膨大な量のテキストや参考書を勉強します。とにかく読みまくるので、本を読むスピードはかなり早くなります。速読のテクニックがあるわけではないのですが、とにかく必要に迫られてどんどん読みます。私が本を読む際の癖は、1冊の本をじっくり読まず、2−3冊を並行して読みます。1つを途中まで読み、飽きたら次の本を少し読む。それの繰り返しです。昔からそういう読み方をしていました。渡辺淳一、三島由紀夫、村上春樹などジャンルの違う本を同時に読んでいました。

    今、毎日の速読といえば、電子カルテです。次の患者さんを呼び、その人が診察室に入ってくるまでの10−20秒で過去カルテを遡って読み返し、問題点や課題をおさらいします。新患の場合、問診で聞いた情報がカルテに書いてあるので急いで読んで確認します。とにかく速読に迫れれる毎日です。