むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 開設届け

    クリニックの建物が診療に使える状態になったら、10日以内に保健所に開設届けを出さないといけない、というルールがある。実際の開業は九月一日付を予定しており、もっぱらそれに向けて準備中だが、開設届けの準備ができたので提出に行ってきた。

    この書類の中には土地、建物の登記事項証明書というのが必要だと書いてある。ずっと前からこの文書を読んで、登記簿のコピーでいいと思い込んでいたが、気になったので一応ネットで調べてみたら、登記事項証明書というのは登記簿に似たものだが違う種類のもので、法務局で発行してくれるとのこと。慌てて朝から法務局へ行き申請したところ、全部ですか、現在のですか?と聞かれた。何ですか、それは?というと、全部なら過去の登録、末梢の記録が全部ということだそうで、現在のでいいです、といった。法務局は大勢の人でごった返していた。初めて行ったので、いつもがどうかはわからないが、震災の建物を取り壊すためにも登記事項証明書が必要だそうで、そのために来ている人が多かったように見えた。

    収入印紙を1200円分払って手に入れた登記事項証明書をコンビニでコピーして、いよいよ保健所へ向かった。書類が多いので、海外旅行に行くみたいにスーツケースに全資料を詰め込んで行った。

    昨日も書いたが、ここまで来るのに、多くの人達の手助けがあった。自分だけでは何もできない。登記事項証明書もどこに行ってどういう手続きをすればもらえるか分からなかったし、一つ一つネットで調べて役場(合同庁舎)にいってという状態。ただ、消防署の検査とか、建築確認などはすべて建設業者さんが手配してくれたので、助かった。自宅を立てるのとはまるで要領が違う。

    来週は厚生局へ書類申請だ。開設に関する書類は今回ので大体わかったが、厚生局には時間外診療の申請、予約料の設定、在宅療養支援施設の申請などいろいろ追加申請を考えているので、そっちの書類が大変だ。まあ、クリニックの開設だけきちんといけば、その他は少し遅れても大きな問題ではないけど、できるだけ一発で済ませたい。週末はそのデスクワークにかかりっきりとなる。

    thumb_IMG_0606_1024

    今回の書類作成で最も活躍したのはコピー機だった。大量の重要書類を持ってスーツケースでコンビニへコピーに行くわけにもいかず、結局クリニックのオープンに間に合うように入れたコピー、ファックス、スキャナ、プリンタの複合機は素晴らしい仕事をしてくれた。電子機器好きの私にとって、また愛すべき機械が増えてしまった。