むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 7月も終わりに近づく

    気がつくと7月も最後の週に入る。僕はクリニックオープンまで桜十字病院の外来を担当しているが、この仕事もいよいよ最後の週に入る。かれこれ6年間ここで働いた。そして、桜十字での6年間は東北の大震災で始まり、熊本地震で終わるという震災というキーワードで「」される6年だった。

    桜十字という病院はテレビのホスピタルメントのCMもあってとても広く知られているが、名前が有名なのとは裏腹に、どんな病院かは謎に包まれている。医療関係の人からもどんなところかわからないとよく言われる。しかし、働いてみるとそんなに不思議なところではなく、今までいろんな職場で働いたが、楽しく働けた場所だった。外来患者さんもこの6年でかなり増えて忙しくなったし、それなりに実績を認めてもらえたと思う。この経験をもとに、自分で独立してやってみたいという気持ちと自信が湧いたのも事実だ。感謝の気持ちでいっぱいだ。

    桜十字の事務員はドクターの数の5倍以上いる。同じくリハビリ職員も5倍以上で、総勢1000人を超す職員数だ。このマンパワーで、診療報酬改定や病院機能評価などいろんな場面は乗り切ってきた。チームワークと底力は大したものだ。これだけの大所帯を指揮している理事長や院長、事務局長さんたちは本当に大変だろうと思う。

    僕はこれから10人にも満たない小さなクリニックを始めるわけだが、それでも人を雇って新しい事業を始めるという責任の大きさや借金の額を考えると身の引き締まる思いだ。患者さんを大切にし、従業員とその家族のことまで身内のように大切にしていきたい。これからはクリニック立ち上げに専念するため、7月末で桜十字を退職する。

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    クリニックの駐車場のアスファルト工事も終わり、ラインも引かれた。コンビニ並みに広い駐車場だ。