むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 家具屋さん巡り

    連休のこの週末、家具屋さんを巡った。クリニックの点滴や処置をするためのベッドを買うためだ。通常クリニックの点滴用のベッドといえば、ビニールで出来た硬くて狭いベッドだ。診察する時にちょっと横になってもらったりするにはあのベッドで良いが、体調の悪い人を寝せて1時間や2時間点滴するのはちょっとかわいそうだ。

    そこで、元同僚の師長さん(現在訪問看護ステーションを立ち上げている)に聞いたら、ニトリのベッドが安くていいです、とのことだった。そこで、朝からニトリに見に行った。しかし、ニトリは震災で店舗の被害が大きく、今月からリニューアルオープンしたところだったが、まだ品揃えが少なく、入荷もだいぶ先だとのこと。仕方ないので、そのすぐ近くに新しくできたIKEAに行った。IKEAはスエーデンの家具メーカーだ。アメリカに留学中にはヒューストンにあるIKEAから家具をたくさん買って日本に持って帰ってきたので、今の自宅にはIKEAの家具がいろいろ揃っている。しかし、熊本のIKEAは福岡などの店舗で買った家具の引き取りセンターみたいになっており、実際に展示してある家具の種類は少ない。ベッドは幾つかあったが、探していたようなものは置いてなかった。

    どうしようかな、と思っていたら、宇土のSAKODAを思い出した。ここはとても大きな家具屋さんで、おそらく熊本で一番品揃えがいいところ。震災後も店舗が復旧しているとCMで見ていたので、思い切って行ってみることにした。果たして、寝具コーナーはとても広く、品揃えもバッチリ。シンプルで飾りのない木製のベッドフレーム(シングルサイズ)を見つけた。さらに、それに合うマットレスを探すと、マットレス体験コーナーというのがあって、いろんなメーカーのものが1番から10番くらいまで並べてあり、それぞれ、硬さ、寝返りのしやすさ、清潔度、通気性などに点数が付けてあった。値段もピンキリだ。病院で点滴や処置をするにはあまりふわふわでは困るので、展示してある中でやや固め、清潔度と寝返りのしやすさが高スコアのマットレスにした。メーカーを見ると、フランスベッドだった。やはり老舗メーカーはさすがだ。先ほどの木製のフレームにこのフランスベッドのマットレスを組み合わせても、医療用のビニールで出来た処置用のベッドと値段はあまり変わらない。患者さんに快適な時間を過ごしていただくための、いい買い物だったと思う。

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    写真は、クリニックの建設が大体終わりに近づき、駐車場のアスファルトの工事だけになった状態を見ているところ。ヨーロッパに住んでいるうちの妹家族が夏休みで帰国したので、みんなで見に来たところです。