私はNHKゴガクというアプリを使って、ハングル講座と中国語講座を聞いています。このアプリはオンデマンドで自分の好きな時間に何度でも聞けるため、ラジオの放送時間に聞けない時にもとても便利です。さらに、このアプリはラジオ放送の1週間遅れで配信されるため、今日から10月分の配信が始まります。ちょうど新学期のスタートです。
英会話や基礎英語は1年間のプログラムですが、ハングル講座と中国語講座は半年ごとにプログラムが新しくなります。途中で難しくなっても心配ありません。10月からのプログラムでは、ハングルの「アイウエオ」から学び直すことができ、中国語も基礎から始められます。
また、講師が変わると、スキットで取り上げられる内容も変わり、自分に合った講師に出会えれば、その半年間は楽しく学べます。まだ始まったばかりなので、新しいことにチャレンジしたい方には絶好のチャンスです!
学会での思い出
先日の学会で、少し変わった参加者がいました。初学者が勇気を振り絞って質問したところ、その質問に対して頭ごなしに罵倒するようなコメントを返してしまい、会場の空気は一気にしらけました。翌日の朝、その先生が発表をしたのですが、なんとその発表の中でも再び前日の質問者をバカにするようなコメントを繰り返していました。発表が終わっても、聴衆の誰ひとりとして拍手をしなかったのは印象的でした。
学会という場は、初心者からベテランまでが自由に質問し、学び合う場でなければなりません。ベテランが初学者を罵倒するのはもってのほかです。実際、初心者の質問が時にはベテランの視点を超える本質的な問いであることもあります。海外の学会では、よく「That’s a good point. Thank you for asking.(良いポイントですね。ご質問ありがとうございます)」というやり取りが行われます。質問を受ける側は、こうした一言を挟むことで質問者に敬意を示しながら、答えを考える時間を作るのです。質問した人も「良い質問だ」と言われれば、気分が良くなります。
最近は日本の学会でも、このようなやり取りが見られるようになりましたが、まだまだ改善の余地があります。
「己の頭の蝿を追え」
ふと、「こんな状況をうまく表現する言葉があったな」と思い出し、調べたところ、「己の頭の蝿を追え」ということわざにたどり着きました。この言葉は、「他人の欠点を指摘する前に、自分の欠点に気をつけるべきだ」という意味です。人を馬鹿にする前に、自分自身を見つめ直すことの重要性を示しています。この言葉を思い返し、深く納得しました。