むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 目がかすむ時

    私は眼科医ではないので、専門的なことはわかりませんが、目がかすむという患者さんもちょくちょく来院されますので、診察はしています。

    とはいえ、専門的な検査ができるわけではありませんので、患者さんの話を聞いて、どんな風にかすんでいるのか、基礎疾患はないか、といったところを中心に何か眼科的な問題がないかを推測します。

    例えば、糖尿病の患者さんだと、糖尿病性網膜症という病気があり、眼底出血したりしますので、きちんと眼科に行ってみてもらう必要があります。

    高齢で次第に目がかすんできたという場合には、白内障が一番多いので、目のレンズの部分を見て疑わしい場合は眼科の先生に診ていただきます。白内障は手術でかなり良くなりますので、最近は大勢の患者さんが手術を受けています。しかし、中には白内障の手術を受けたけど目のかすみがとれない、という方がおられます。眼科的には問題ないし、手術もうまくいっている、という場合、その先どうしたらいいか、患者さんも途方にくれます。1日に何度目薬をさしてもさっぱりよくはなりません。私はこういう患者さんには漢方を出しています。目から入った画像信号を処理する脳の視覚野の機能を高める漢方です。

    もう一つ多いのは疲れ目です。パソコンやスマホ(ゲーム)などのしすぎで目の焦点が目から一定の距離で固定してしまって、遠近の調整がしづらくなったものもあります。私も一日中電子カルテでパソコンを見ながら仕事しているので、目の疲れは大きいと思います。こういったときは、なんと、”スマホを見て”治します。専用のi Phoneアプリで「3D視力回復」というステレオグラムを利用して視力調整の運動をするプログラムです。右目と左目で少しだけ違う画像を見ると、3次元の飛び出す画像が見えるものです。安いのに凄く効果的です。見て楽しく視力回復。お試しください。

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