むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コロナ後遺症の勉強会に参加しました

    昨日も書きましたがこの週末は参加できなかった東洋医学会の見のがし配信をひたすら視聴して漢方の勉強をしました。昼には岡山保険医協会がライブ配信でコロナ後遺症の治療法についての講演会をしてくれたので参加しました。演者は全国でも日本一コロナ後遺症を見ているヒラハタクリニックの平畑先生です。コロナ後遺症専門クリニックとして3年で5300人を見たと言われていたので、相当お忙しかったと思いますが、その経験を惜しげもなく披露していただき、本当にありがたいです。平畑先生のことはあまり詳しく知らなかったのですが、今日の講演を聞いて結構漢方にお詳しいということがわかりました。やはりコロナ後遺症は漢方無しでは治療できないと思います。

    たまたまというか、平畑先生の臨床経験から編み出されたコロナ後遺症の治療法は当院で私がやっているのと大差ない事がわかりました。やはり漢方を使って治療するとそうなるでしょう。もちろん漢方以外も効く可能性のあるものは何でも使います。そのあたりも結構当院での取り組みと似通ったものでした。これがコロナ後遺症の標準治療というものかもしれません。平畑先生がすごいのは世界各国でのコロナ後遺症に対する論文をたくさん読んで効きそうだという裏付けを持って治療されていること。忙しいだろうによく文献を読む暇があると感心しました。私も毎日忙しすぎてなかなか勉強に時間が取れませんが、時間がないことを言い訳にしてはいけませんね。

    さて、クリニックのスタッフが仕事中足元が冷えるのでセラミックファンヒーターがほしいと言っていました。セラミックファンヒーターは最近電気屋さんで1万円前後で売ってます。値段も手頃で石油も入れなくていい。空気も汚れずいいことづくめ。だいたい1200Wのものが多いですが、実際これを使ってみても部屋はあまり温まらず、温かいのは足元だけです。調べてみたら家庭用エアコンは定常運転時は400−500Wとのことなので、エアコンの3倍電気代がかかることがわかりました。小さくてお手軽だから電気代もかからないと思ったら大間違い。できるだけエアコンを使ったほうが良さそうです。

    神戸メリケンパーク。小麦粉のことをメリケン粉というのはこれが語源です。本当は外国人が「アメリカン」と言っていたのを日本人には「メリケン」と聞こえたのです。