むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 懐かしい面々来院

    長年地元で医療をやっていると、時に昔懐かしい人が訪れてきます。わ−久しぶり−と思っていると、同窓会費を払えとか、そんな話になる場合もあるのですが、今日は本当に懐かしい人が2人も来院されました。一人は20年くらい前に同僚だった人、もうひとりは10年ぐらい前に同僚だった人。それぞれ抱えている悩みは違うのですが、私に相談しようと思い立って来ていただいたのはありがたいことです。土曜日は混み合うので懐かしい話をゆっくりしている時間はありません。要領よくこれまでの経緯を聞いて、診断をたて、治療方針を決めます。どちらも、来院するまでどんなふうに相談しようかとずいぶん悩んだことと思いますが、来てみると大したことはありません。なぜなら、似たようなケースは毎日何人もあるのでどんなに特殊な症例みたいに本人が思っていても、私にとっては毎日あるあるのことだからです。

    毎日100人近い診察をしていると、当院は内科、循環器内科、心療内科、漢方内科と幅広く見ているにも関わらずほとんどの症例は過去に経験済みです。もちろんCTやMRIなどの検査ができないので特殊なガンや手術を要するような疾患はわかりませんが、人の悩みというのは誰しも似たようなものです。なかにはすでにいくつかの病院で検査を受けたり薬をもらったりしているけど症状が治らないと言って来院されます。そのようなときは私の漢方の出番と思って張り切って診察します。

    土曜の診察のあと、午後からは半年ぶりに九州各大学の漢方研究会(学生サークル)の勉強会でした。今回もWEBで開催されたため、自宅から参加しました。みなさん、テーマとなる症例問題を漢方的に弁証(病態の把握)して治療法を決定します。同じ症例を各大学で検討して発表し合うという大会です。私はコメンテーターとしての参加ですが、今回は外来診察が昼過ぎまでかかったため途中参加となり、あまりコメントをできませんでした。

    コスモスとひまわりの共演