むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 中秋の名月をみて思う

    9月10日土曜日は中秋の名月でした。日が暮れる頃、東の空は夕立でも降りそうな雲に覆われていましたが、しばらくするときれいに晴れ渡り、ひときわ明るく輝く中秋の名月を見ることができました。ゴンと散歩しながら見とれてしまいました。相当なパワーを頂きました。ゴンは散歩中に公園や舗装していない駐車場などがあると好き好んで入っていきます。土の匂いや生えている雑草が好きなんだろうと思いますが、私は靴底が汚れないようにあまり舗装していないところには入りたくないのですが、ゴンに引っ張られて行くことがあります。今日も砂利の敷かれた駐車場で夜空を見上げました。舗装されていない大地に久しぶりにたってみると、足から地の気(パワー)が入ってくるのがわかります。

    舗装されているとそのパワーは弱く、あまりわからないようです。おそらく同じことが靴を履いているか裸足かでも異なると思います。砂浜などだと裸足で歩くのが気持ちいい。これは、昔から言われている天地人です。夜空から中秋の名月のパワー(天の気)、舗装されていない大地からは地の気、そして、それを受け止める私たち(人の気)です。漢方を専門にしていると、このような薬以外のパワーも治療や健康増進に使います。

    よく、雨や台風などの影響で頭痛がする人がいます。私達のからだは自然や地球環境と切っても切り離せない影響を受けています。東洋医学は4000年の歴史で自然の中の人間という考え方が医学の基礎になっており、こういう考えが普通です。西洋医学しか知らない人にとっては理解不能で眉唾かもしれませんが、それは単に西洋医学の歴史が漢方の歴史の10分の1くらいしかないためです。