むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 物事にはいい面と悪い面がある

    昨夜の台風は東シナ海を通ったため、ほとんど被害を出さずに通り過ぎてくれました。ありがたいことです。昔元寇が日本に攻めてきた時、日本には神風が吹いて元の兵隊を載せた船は何度も日本海に沈没したと言われています。神風とは台風のことですから、台風は被害を出す怖いものと言う一面だけではなく、逆に国を守る神様でもあったわけです。物事には何でも一面だけでなくその裏(反)面もあります。例えば、怖い上司がいてとても苦手意識を持っていたけど、実はスタッフ思いで、ついついいらないことまで口を出してしまうだけだったということもあります。

    職場の人間関係で仕事に行きたくなくなった、という場合は、その人の悪い面しかみていない可能性が高いです。職場でも家に帰ってもその人のことばかり考えてドキドキしたり気分が沈んだりする。それほど一日中その人のことを考えるなら、その人のことがよほど好きなんじゃないかと思ってしまいますが、当の本人は真っ向から否定します。しかし、イヤな面しか見ずにその人のことばかり考えていても仕方ありません。こういうときの解決策は、その人の悪い面は置いといて、いいところをいくつ見つけられるか、頑張って考えることです。

    性格はあんなだけど、仕事はできる、字が綺麗、挨拶が元気よくハキハキしている、などなど。何事も一面があればその裏面もあるわけですから、いいところに着目してあげれば、イヤダイヤダと考えていた(悪い面)ー(良い面)に引き算をすることで悪い面が少なくなり、結果、こちらの心も軽くなるというわけです。あなたのそばに苦手な人がいたら、ノートを取り出し、その人のいいところを100個見つけてみましょう。