むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • しょうもないマイナカード申請の仕組み

    予想していなかった夕立みたいなにわか雨が来てびっくり。明日の天気予報を見たら予想気温の最高が37度と言っています。すごい暑さです。体調にはくれぐれもお気をつけください。訪問診療をして、各ご家庭を回ると、高齢者は本当に暑さに強いのか鈍いのか、すごく暑い部屋で過ごされています。明日は37度ということで体温を超える暑さになるので、冷房をつけてください。水分補給も喉が渇く前に飲むようにしましょう。

    ニュースを見ていたらマイナンバーカードをまだ取得していない5500万人に申込用紙を送ると言っていました。5500万人とは人口の半数に相当する人数です。1通あたり84円の切手代がかかるとしたら全部で46億円の送料がかかります。すごい話。そもそも、国民全員に持ってほしいなら、国民が申し込むのではなく、最初からマイナカードを送ってくれればいい。

    先月から、マイナポイントがもらえるとニュースであっていたので、そういえば私はまだマイナカードは作ったけどポイントはもらってないぞ、と思って調べたら、保険証機能を申請することがポイント取得の条件になっていました。ということは、私のマイナカードは今のままでは病院に持っていっても保険証にならないということ!医療者の私も知らなかったのだから、それがわかっている人がどのくらいいるのでしょう?それなのに病院にはマイナカードの読み取り機を設置しろと国はうるさい。マイナカードが保険証とリンクしていない人が大半だと思われる中、保険証を持参せずマイナカードで病院受診されても患者さんも病院も困ってしまいます。保険証機能を持たせるためには更に申請手続きをする必要があるなんて・・。そしてその手続きをした人には7500円相当のポイントを配るということは、1億人がみんなマイナカードをつくって保険証機能を申請したら7500億円ばらまくという計算になります。馬鹿なことはせず、最初から健康保険証機能をつけて送ってくれないと実現は不可能だと思います。