むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 免疫アップのためには体を冷やさないこと

    天気予報を見ると雨は今日までで明日からいよいよ暑くなりそうです。最近ジメジメしていたのでまずは湿気を飛ばしてほしいのですが、蒸し暑くなるのは嫌ですね。院内は涼しくしておかないと頭が働きません。エアコンで思い出しましたが、皆さんは寝るときエアコンをつけっぱなしですか?タイマーを掛けてますか?よくあるのが、エアコンをつけっぱなしで寝てしまったら朝から喉が痛くなったいうもの。エアコンのせいで風邪引いたと思っても調べたらコロナだということはザラにあります。なぜでしょう?

    実は、体が冷えると免疫が落ちます。そこで、私の想像ですが、コロナのウイルスはどんなにマスクをしようがワクチンを打とうが口の中や喉についているわけです。免疫がしっかりしていれば、喉についたウイルスもやっつけられて感染は成立せず排除されます。免疫が落ちると、そのすきにウイルスは体内に侵入して感染が成立してしまいます。したがって、体を冷やさないことがとても大切です。そこで、寝るときのエアコンは温度を下げすぎないように十分注意しましょう。

    緑茶などに含まれるカテキンは抗ウイルス作用があります。喉についたウイルスが感染成立する前にカテキンのたっぷりはいった濃い緑茶を飲んで喉を潤すとウイルスは流れます。お茶を飲み込んでも胃に入れば胃酸でウイルスは失活するので問題はありません。もし、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害剤(PPI)を飲んでいる場合、胃の抗菌作用が弱いので、免疫も弱いと考えられます。できればPPIは飲まないに越したことはありませんが、それでも緑茶を飲み込んでも問題はないと思います。要は、感染が成立する前に緑茶で喉を潤すこと。最低でも15分に1回はお茶を飲むことをおすすめします。当然私もやっています(もちろん人と接触のない在宅ワークなどでは必要ありません)。