むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 甲状腺の精密検査

    残暑厳しいですね。思い返すとこの夏は長雨で日照不足でした。涼しくてこれで夏は終わりかと思っていましたが、自然というのはよくできたもので、一年の帳尻が合うように、いまごろになってガンガン日が差して日照不足の埋め合わせをしているようです。おかげで、生育が心配された稲穂もしっかりと育って収穫の時期を迎えようとしています。さて、話は変わりますが、新型コロナは中国の武漢から端を発して全世界に生活様式を変えるほどの影響を与えました。今、中国に目を向けると、突如として電力不足が話題となり、計画停電を来年まで続けると言っています。これは決して対岸の火事ではなく、世界に飛び火すると思われます。こういう騒ぎにはテーマがあり、目的があります。コロナの場合は人々の移動の制限、マイナンバーなどを利用したワクチンパスポート的な国による管理システムの導入などです。今回の停電は当然エネルギー改革です。すでに世の中はSDGsといって「持続可能な開発目標」と言われていますが、貧困をなくそうとか平和とか言う綺麗事の中に、ちゃっかりクリーンエネルギーのことを書いています。これが本命。そして、昨今普及してきた5G技術を使ったデジタル革命(DX:デジタルトランスフォーメーション)もその一環です。

    結局、今度は世界中で石炭がない、電力が作れない、停電する、という恐怖感を与え、太陽光発電、風力発電などに更に力を入れるべく、世論操作をしていく計画だろうと考えられます。資源を持つ国、クリーンエネルギーを作れる国などが生き残り、それ以外はふるい落とされます。コロナと同じように、私達の生活がガラッと変わるレベルの大変革が来るようです。ものがないといえば、最近医薬品がどんどん枯渇して、1000品目以上が市場から消えたり出荷制限で手に入りません。一部の血圧の薬も止血剤も骨粗鬆症の薬も手に入らなくなりました。内科医は薬がないと治療できません。困った時代です。

    さて、今日は甲状腺の話を書きます。検診で首のあたりを触って、甲状腺が大きいかもしれないので精密検査を受けましょう、と言われることはしばしばあります。当院ではそのような場合、まずエコーでサイズを確認します。そして、甲状腺内部に腫瘍や嚢胞などがないかをチェックします。実際に腫大しているようなら、橋本病とかバセドウ病など鑑別を考えながら採血で甲状腺ホルモンや自己抗体などを測り、診断をつけます。悪性が疑われるときは日赤や市民病院に紹介しています。

    アミュプラザ熊本