むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ワクチンの副作用対策(私案)

    昨日も書きましたが、本日で当院でのコロナワクチン接種者が述べ1000人を超えました。1例もアナフィラキシーなど重篤な副作用なくやってこれたのは、運がいいと思っています。最近、若い世代にもワクチン接種が始まり、多種多様な副作用で来院される方がいます。今日も数名ありました。一人は発熱と顔の浮腫、倦怠感。あまりにひどかったので市民病院に紹介しました。次に、膀胱からの出血(肉眼的血尿)。ステロイドと止血剤を処方しましたが、うまく収まってくれればと願っています。この2例は集団接種(モデルナ)の人たちです。その他、頭痛が続いているとか、腕が腫れていたくて上がらないとか、数日寝込んだ、というレベルの人は多すぎてカウントできません。ワクチンとの因果関係はエピソードからおそらくそうであろうと考えるだけで、証明するのは困難です。

    当院かかりつけの患者さんで、ワクチンを打つ際に副作用対策の漢方がほしいという方には実費(保険外)で小分けしています。これを飲めば完璧だとは言いませんが、飲んだ人たちはわりと軽くて済んでいるようなので、効いていると思います。みなさんがワクチンを打つ際に少しでも不安を軽く、そして打ったあとも楽に過ごせるように、ギリギリの値段でお分けしているため、当院にとっては全然利益はありません。したがって、日頃当院にかかりつけの患者さん及び当院でワクチンの予約が取れた方のみに処方いたします。

    薬剤アレルギーがいろいろあって、ワクチンを打つのが厳しいという方の相談もあります。打ってみないとわからないというのは危険すぎるので、過去に強い薬剤アレルギー(食物アレルギーではない)を起こしたことのある人にはあまりおすすめしません。そのため、感染が心配という方には、ビタミンDを飲んでおくことをおすすめします。今日、そのことを患者さんに説明しながらiHerbを見たら、特売で1本120円くらいで売っていました!最近、ワクチンは感染予防効果ではなく、軽症で済むという言い方をしていますが、それだったらビタミンDは軽くて済むととっくに証明されていて、非常に安全なサプリです。私は、もう2年ぐらい飲んでいるので週2回しか飲んでいませんが、多くの日本人はビタミンD欠乏状態にあるため、体内にしっかり補充されるまでは毎日飲むことをおすすめします。

    今日の夕暮れの空