むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 個人情報は注意して管理しましょう

    LINEが個人情報を中国や韓国のサーバーに集めており、社会問題となっていますが、こんなことLINEが始まった当初から言われていたことです。もともとLINEは韓国の会社で、今はYahoo!JAPANと経営統合して日本の会社のようにしていますが、そうではありません。それなのに、国もLINEを使っているのが不思議でした。例えばコロナの健康調査と称して、時々厚労省からLINEメッセージであなたの健康状態を返信してくださいと来ていました。もちろん無視です。わたしは、そういう問題が7−8年前からあると知っていたので友人との連絡にLINEは使いません。どうしてもLINEでしか連絡がつかない人だけ使っています。

    LINEは最近オンライン診療のシステムを開発しています。オンライン診療はスマホのTV電話機能(ZOOMなど)を利用して診察を受けるものです。今回のコロナ騒動で、病院を受診せずに薬だけほしいという人に、オンライン診療を認めると国が決めたものです。しかし、スマホでは患者さんの様子がよくわからないし、息づかいや体温、喉の腫れ具合、脈の強さ、お腹を押したときの腹力など何もわかりません。正しく診断するのは難しいに決まっています。これは、内科医としてはとても心配です。しかも、オンライン診療となると、保険証の情報を送ってもらったり、支払いはクレジットカード払いなのでクレジット情報などを送ってもらい、決済することになります。それをLINEみたいな海外の会社に任せていいのかと、心配になります。

    実際はLINEだけでなく、GoogleでもFacebookでも同じだと思います。最近私はアンドロイドのタブレットを買ったのですが、日頃Macで使っているGoogleのアカウントから、全部自動的に新しいアンドロイド・タブレットへIDやパスワードがおくられてなんの設定もせずに自分の環境が完成しました。ここまでGoogleにパスワードを知られているんだと驚きました。みなさんも気をつけましょうね。

    2019年7月ソウル明洞にて LINEのクマのキャラクター