むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 当分のあいだ心療内科の新患予約をストップします

    今週は連日相当の混み合いで、例年インフルエンザが流行っている冬の忙しい時期ぐらい混雑しています。とくに風邪など目立った流行りはありませんから、通常の患者さんで混み合っているのです。そういう中、非常に時間をとるのが、会社でのストレスなどで仕事にいけなくなった、頭痛、吐き気、動悸がする、みたいな患者さんです。毎日毎日同じような訴えでどんどん来院されます。職場は皆さんそれぞれ違いますが、症状は皆同じ。ということは、治療法もちょっと問診すれば、ほとんど決まってしまいます。その人がどんなにつらいか、一応聞きますが、治療の方針はみんな同じです。血圧が高い人に降圧剤を出すのと何ら変わりません。そして、きちんと薬を飲んでくれれば、一定の期間でだいたい元気になります。

    しかし、そうはいえ皆さん職場で上司がいかに自分に対してひどいことを言ったかとか、聞いてほしいことは山のようにあります。ただでさえ混み合っている外来で、そのような話を5分10分と聞いていると、待合の人数はどんどん膨れ上がります。私としては、困っている患者さんの手助けをしたい気持ちは山々ありますが、同じように、毎月血圧の薬をもらいに来る患者さんの待ち時間を短くしつつ、的確な治療をしたいという気持ちも強くあります。

    そういうジレンマを抱えて、とても悩むのですが、これ以上心療内科の新患が増えると、いままでの馴染みの患者さんに迷惑がかかるので、当分は新患の予約をストップします。現在予約を受けているところまでとします。なお、漢方内科や循環器内科の新患は通常通りお受けいたします。

    ホスピタルメント桜十字