むらかみ内科クリニック

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  • 木蓮のとがり伸びたるつぼみかな

    今日の熊日新聞の1面コラム(新生面)に俳句がのっていました。「木蓮のとがり伸びたるつぼみかな」ちょうど昨日南阿蘇の温泉に行ったとき、駐車場の片隅に大きく伸びた木蓮の蕾を見て、春も近いなと思い、写真を取りました。

    新聞コラムによると、木蓮のつぼみはすべて北の方を向いて伸びているいるとのこと。へーと思って写真を確認したら、たしかにそのとおりです。南阿蘇から烏帽子岳の方角を向いて伸びています。面白いですね。自然の力はすごいです。人間も磁気を感じているはずですが、体感的にはよくわかりません。それでも、太陽の黒点の数や磁場の影響は大きく受けているようです。黒点は11年周期で増えたり減ったりするそうですが、去年から太陽の黒点はほぼゼロになっています。こういうとき、人の行動はネガティブになり、経済は失速します。去年から今年にかけてコロナ不況です。約11年前の2008年はリーマンショック、2009年新型インフルエンザ。その前の1996はアジア通貨危機、その前の1986はブラックマンデー。こういった10−11年周期が合わさって、大きい波が90年周期で来るそうです。

    1929年の世界恐慌もこの黒点の減少のサイクルにのっているのですが、江戸の飢饉なども合致しているそうです。人は自然の一部です。地球の自然を大きく左右する太陽の活動はわたしたちの体調や気分、ひいては経済活動に大きな影響を与えます。漢方の考え方(陰陽理論)では、陰極まれば陽生ず、です。今が陰の極だと考えれば、この先当分は上がり調子。今しばらく耐えてアゲアゲに期待しましょう。