むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コロナとうつ病

    この土曜日クリニックは大変な混雑でした。今週平日は結構ガランとしていたので、土曜にこれほど集中するとは予想していませんでした。けっこう、ピッチを上げてサクサクと診療を進めましたが、後半はだいぶおまたせすることになり、すいませんでした。仕事の都合とか、遠方から来院される方もあり、土曜の混雑は避けられません。血圧は待合で測っていただくか、血圧手帳をお持ちいただくとスムーズに進みますので、ご協力をよろしくおねがいします。

    診療が終わってから、夕方は医師会で研修会でした。最近の研修はほとんどWEB講演なのですが、今回はリアルに集まっての会でした。3時間にも及ぶ長丁場で、前半は講演を聞き、後半はグループごとのディスカッションでした。テーマは「コロナ禍におけるかかりつけ医のためのうつ病診療」というタイムリーな話題です。近隣の先生たちが日々遭遇する困った症例を持ち寄り、アイディアを出し合います。

    皆さんから出た意見で多かったのは、病気で入院すると家族との面会が禁じられており、特に緩和ケアの場合最期に元気な姿を見せてあげたいけどそれがかなわない、という意見。また、デイケアなどが閉鎖になったり、参加を控えた結果認知症が進んでしまった症例。PCRをして陰性だったのにいつまでたっても自分はコロナではないかと疑って病院を転々とする症例、などなどいろんなケースが有り、みな体だけでなく精神的な問題を抱えています。かかりつけの先生たちは内科医がメインなので、精神的なサポートを勉強するいい機会だったと思います。