むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 飛躍の前には膝を曲げてかがむもの

    昼に往診にでかけたら道がガラガラでした。人通りが驚くほど少なくなっています。みんな在宅ワークなのでしょうか?クリニックに来る患者さんも少なめで、のんびりした一日でした。こういうときこそ、大掃除をしたり勉強をしたりするチャンスです。掃除は年末にして間もないので、あまりするところもありません。ダラダラとネットサーフィンなんてしていては時間の無駄。いつも休みなく走っているので、今回は神様にもらった小休止と思って有意義に使いたいものです。私は、新しい本を読もうと思ってアマゾンで2冊注文しました。明日には届くので、楽しみです。

    苦難のときに立ち止まるのは悪いことではありません。それは、ジャンプするときにいったん膝を曲げてかがむのと同じです。次のジャンプをする際に膝を伸ばしっぱなしでは大きく飛べません。しっかりかがむことで準備が整います。今コロナ禍で仕事が小休止になるのは次へ大きく躍進するためにもらった準備期間です。ボーとしていないで、いつ飛ぶか、どっちに向かって飛ぶか、タイミングや戦略を練る必要があります。勉強をするのもよし、スタッフミーティングなどでみんなの気持ちを一つにするのも良いでしょう。

    保健所からは、新型コロナワクチンの一般人への接種をどのようにすすめるかの方針について説明会をするから参加するようにと連絡が来ました。もちろんオンライン説明会です。今回はRNAワクチンという人類始まって以来初めての特殊なワクチンです。RNAは不安定で壊れやすい性質があります。したがって、マイナス70度という超低温で輸送、保管しないと品質が保てません。もし、壊れた遺伝子を人体に入れるとどうなるか、誰にもわかりません。取り扱いには厳重な注意が必要となります。

    苔むした石段