むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 漢方には証がある

    結膜の出血は最初の2日はたまたま家にあった疎経活血湯を飲んだのですが、その後もう一度出血が広がって赤目が悪化しました。そこで、後半は治打撲一方を飲んでみました。すると、やっぱり思ったとおり、治打撲一方のほうが効果ありました。この処方はネーミングの通り打撲に抜群の効果を示しますが、打撲以外でも、骨折や外傷などにもよく効きます。私はむかし高い椅子から落ちて腰椎(腰骨)の横突起骨折をしたことがあるのですが、ロキソニンより痛みは軽くなりました。魔法のような漢方薬です。

    漢方には証という考え方があり、その患者さんの病態が漢方の特性と鍵・鍵穴の関係のようにピッタリあったときに抜群の効果を発揮します。しかし、証が合わなかったら全然効きません。そこで、よく患者さんが自分の体調をネットで調べて、この漢方がほしいと言って来られますが、時にはそれじゃないでしょ、ということもあります。あまりに外れているときはその説明をして、ちゃんとあった処方をするのですが、微妙なときは一旦、患者さんの希望に沿った処方を出すことが多いです。やはり、自分で調べて自分にぴったりだと思う場合、私たちの気づかないところでピッタリあっている場合もあるから、自己判断を尊重するのです。

    話題は変わって、先日書いたように、今、ダスキンのモップを2週間お試し中です。一つは普通のフローリング用モップ。もう一つはテーブルの上や本棚などを掃除するハンディーなモップ。そして3つ目は、これらモップについたホコリをきれいに吸ってくれる専用掃除機。なかでも、ハンディタイプが想像以上に重宝しています。毎朝5分と決めて掃除していますが、きれいになりますよ。