むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 毎日のルーチンは大切

    ストレスなどで会社を休職する人が大勢います。当院では、休めるように診断書を書いて差し上げています。会社のストレスで体調不良になったら一旦現場から離れて休むことが最も効果的です。休んでみると、今まで病んでいた症状が一気に軽快する場合もあります。しかし、よく患者さんに聞かれることがあります。「休みだからすることもなく寝て過ごしています。テレビをつけて座っていると、見ているのか見ていないのかわからないうちに夜が来て、また寝ます。こんな生活でいいのでしょうか?」

    私の答えは、疲れているからだを治すには最初の数日は泥のように寝て過ごしてもいいでしょう。しかし、ずっと寝ていては回復しないので、ある程度疲れが取れたら朝起きはきちんとしましょう。今まで出勤のため起きていた時間と同じ時間に起きて、朝食をして、新聞や朝のニュースを見て、という朝のルーチンをいつもどおりしましょう。夜も夜ふかしせずいつもどおりに寝ましょう。とにかく生活リズムを壊さないことです。昼間はあまり決まった時間の使い方はないのですが、寝て過ごしてはいけません。おすすめは温泉に行ったりスポーツジムに通ったりです。また、会社づとめではしたくてもできなかったようなこと(趣味のこと、資格試験の勉強など)をするのもいいでしょう。

    休職している数週間の間にきちんとした生活習慣をつけると、自律神経も整い体調は改善します。さっき、YouTubeを見ていたら中田敦彦のYouTube大学で「ずっとやりたかったことをやりなさい」という本の紹介をしていました。私も大賛成の内容でした。その中で、仕事を引退すると一日のルーチンがなくなって調子が悪くなるとのこと。そこで上に書いたように休職中にもいつもどおりの時間に起きて、ルーチンをこなすことが大切なのです。仕事をしているとおのずとルーチンも決まってくるのですが、休職したり引退したあとは自分でルーチンを決めて実行したほうがいいとのこと。それが自分の自信に繋がり、幸せを手にいれる鍵となるようです。