むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 体を冷やす食材

    暑い日が続いていますが、短い夏休みは終わって学校は始業式でした。学校は暑いですから体調が悪くなったりしたら熱中症を疑って、涼しいところで過ごしてください。水分をしっかり摂りましょう。スポーツドリンクは飲みやすい味にしてあるため塩分が十分量入っていません。脱水補正専用のOS-1という飲み物もありますが、わざわざ買うのも面倒です。お茶に梅干しでいいと思います。持ち運びを考えると、塩飴もいいと思います。

    さて、食べて体を冷やすことのできる食材、いくつおもいだしますか?アイスクリーム、かき氷・・間違いではありません。スイカ、キュウリ、メロン、トマト、レタスなどウリ科の果物や夏野菜は体を冷やしてくれます。もちろん生で食べたほうが冷やす作用は強いと考えます。トマトをパスタに入れたりキュウリを酢豚に入れたり、レタスをチャーハンに入れる使い方もありますが、冷やすためにはサラダですね。

    漢方的には苦い食材は体を冷やすことが知られています。ニガウリ(ゴーヤ)はその代表です。もちろんチャンプルーにしても大丈夫ですけど、火を通さず薄くスライスしてかつお節とポン酢で食べたほうが冷えるでしょう。あとは、ビール!苦いので体が冷えます。日本酒やワインは温まります。ハイボールも冷えると思います。ノンアルコールならアイスコーヒー。苦いので冷えます。烏龍茶やアイスティーよりコーヒーのほうが冷えるのです。漢方薬で抜群に苦い黄連解毒湯は熱中症に有効です。この暑さにやられたら、まず黄連解毒湯です。

    俵山