むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 一見ポジティブな返答が嫌いです

    お盆休みもあっという間に終わってしまいました。最終日は朝早く久木野の四季の森温泉に行ってきました。まだ朝早いとそれほど暑くありません。サウナでしっかり汗を流してリフレッシュ。自宅に帰り着いたのはまだ朝の9時でした。私は野球に興味がなく、プロ野球も高校野球も全く見ません。しかし、床屋に行ったら店内のテレビで高校野球をやっていました。今年はコロナの影響で甲子園を中止したのに、全国から非難轟々で結局交流試合という名の甲子園やってますね。無観客なところが違いますが、あとは例年通りではないのでしょうか?いつも見ないので違いがわかりません。これならいっそ、通常通りのトーナメントで良かったような気もしますが、どうなんでしょう?

    たまたま、負けたチームにインタビューをしているシーンを見ました。「甲子園の土を踏めただけで、十分幸せです。応援してくれたみんなに感謝したいです」ととにかく爽やかな負けインタビューでしたが、私にとっては違和感しかありません。オリンピックでも、優勝できなかった人のインタビューで、「参加できて楽しかった、ありがとう」みたいなコメントがこの数年多いですが、私はこういう当たり障りのないコメントが嫌いです。「くやしい、あれほど頑張って練習してきたのに、負けてしまいました。相手のチームは本当に強かった。わたしたちの練習が、頑張ったつもりだったけど全国レベルに達していなかったのに気づきました。早速帰って、来年に向けた練習を始めます」みたいな挨拶のほうが好きですが、最近はそんなコメントは少ないですね。

    会社でも、コンペでプレゼンをして、他社の提案のほうが優れていて負けてしまったとします。「コンペに参加できて楽しかったです。結果はだめでしたが、私なりにベストを尽くしました」なんていう社員がいたら、はっきり言ってクビにしたいです。高校野球は昔は根性の世界でした。おそらく今も体質は変わっていないと思いますが、インタビューでこんな負けコメントがまかり通るスポーツ界は嘘っぽく見えるところが嫌いです。

    今日の夕暮れ 第2空港線にて