むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 「今度」はこないかもしれない;今を生きよう

    最近良く耳にする会話。「やっとコロナが落ち着いたのでそろそろみんなで飲みに行こうと思っていたら、またこんな状況になっていけなくなった。あの時行っとけばよかった。今度こそ、コロナが落ち着いたらパーと飲みに行きたいです!」というもの。私は大人になってからはあまりこういう発想をしないのですが、案外こういう人は多いみたいです。コロナが落ち着いたら、ということは、そういう日が今年来るか、来年来るか、もしかしたら一生来ないかもしれません。美人を食事に誘って、「こんど都合がいいときに連絡します」と返事されて「今度」を首を長くして待っているようなものです。そんな日が来るか来ないか誰にもわからないわけです。

    では、私はどう考えているか。それは、「毎日その日その日を充実したものにする努力をする。今日できることは明日に回さない。今を楽しむ」です。つまり、今日何をすれば最も充実した一日になるかを無意識に選択します。そう言っても、クリニックに12時間はいますから、寝る時間やお風呂の時間を差し引けばほとんど残りはありません。そういう毎日を充実したものにするにはどうすればいいか。

    それは、仕事そのものを楽しむことです。常に全力で仕事すれば、終わったときには今日も一日やりきったという充実感が残ります。人と比較して自分はだめだと思ったり、もっと楽しい人生はないかなど考える暇はありません。私の場合、幸わせなのは仕事で皆さんに感謝されることです。おかげさまで元気になりました、と言っていただけると疲れは吹き飛びます。