むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • お疲れモード

    自宅の屋根が壊れていることに今頃気がついた。気がついたのは、先日の大雨で雨漏りしたからだ。建築やさんに頼んで屋根を見てもらったら、ガルバニウムで貼った屋根の一部が地震で曲がって隙間が空いてしまったらしい。瓦は相当品薄でこの先1年は入荷しないらしいが、ガルバニウムは板金工事なので、材料には困らない。見積もりをもらったが、屋根修理代より、足場を組む値段の方が高かった。

    こんな修理でも、念のため修理する前に区役所に罹災証明を取りに行った。一部損壊は写真判定で即日交付される。半壊以上は家屋調査が必要らしい。昼の1時ごろ区役所に行ったらすでに駐車場は車でいっぱい。やっとの事で駐車スペースを探し当てて、建物に入ったら、ロビーの椅子全体が罹災証明を待つ人でいっぱいだ。新潟と書いた応援スタッフが座る位置を誘導してくれた。ただ、要領が悪くてスタッフの人たちは右往左往している。

    証明書発行窓口は長つくえにパソコンが何台も並んで相当の人数で対応しているので、ロビーいっぱい待っている人がいた割には20−30分くらいで順番が来た。担当してくれた人も含めて、見渡す限り市の職員さんたちは疲労困憊しており、簡単な住所氏名などの確認さえもえらく時間がかかるし、どう見ても頭が回っていないのがわかる。腹が立つというより、かわいそうで仕方ない。この人たちも、全く休みなくこんな作業に朝から晩まで追われているんだと思うと、同情してしまう。

    7月に入り、仮設住宅の入居も始まり、復興は新たな段階に入った。しかし、市の職員さんたちにはそういった区切りもなく、延々と続く仕事の山。休ませてあげないと、ストレス障害でみんな病気になりそうだった。

    僕の外来にも、今頃になって疲れがどっと出たという患者さんが来る。大抵は漢方治療するが、みんな大変な思いをしているようで、なんとか力になってあげたいものだ。