むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 老人ホームは面会が厳しい状況ですが・・

    GW入りしています。当院はカレンダー通りの診療を予定しています。5月2日(土)は午前中の診療です。その後5月6日(水)まではお休みとなります。途中で薬が切れないように土曜日のうちに受診しておいてください。万一、睡眠薬、血圧の薬、抗うつ剤などが連休中に切れてしまう場合、最後の2−3個を規定の半分ずつ飲むか、一日おきでいいので飲みながら連休が明けるのを待ってください。ある時点で突然飲むのを中断すると反動でとてもつらい事になったり、危険を伴うことがあります。

    私は連休中も訪問診療があるので仕事を続けます。高齢者で定期的に訪問して健康チェックを行い、薬を出したりするのですが、定期的な訪問契約のため、休日も休むわけにはいかないのです。そういう意味では、訪問診療を利用されている患者さんは心配なしですね。このコロナ禍にあっても、こういった在宅系の医療サービスを止めることはできません。命綱だからです。訪問看護や訪問介護も重要です。独居だったり、家庭に介護のマンパワーがない(例えば老老介護のような)場合、ご飯やお風呂の世話やおむつ交換も必要となります。認知症がある方の場合、ちゃんと薬を飲んだか確認する服薬管理も重要です。

    老人ホームの多くは面会謝絶となっており、家族とも会えない状況が続いています。私たち医療人は、お一人お一人に声をかけながら、健康状態などをチェックします。時間があれば、話し相手になって世間話でもして気分転換をしていただきたいのですが、忙しくてなかなかそこまでして差し上げられません。面会できずにヤキモキしているご家族に代わって、心を込めた訪問をしたいと心がけています。