むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • AI時代に我々がすべきこと

    私は日曜でも早起きです。平日は5時おきですが、日曜は少しゆっくり寝て5時半おきです。コーヒーを飲みながら新聞を読んで、ネットでメールなどをチェックしたら、早速仕事です。月初めなのでレセプト(診療報酬の書類)チェックです。大量にあるので、やってもやっても終わりません。目の前には日頃見ようと思っても時間がなくて後回しになっていたケアネットTV(医療専門チャンネル:オンラインTV)で医療情報を見ながら別のタブレットではYoutubeも流しながらレセプトチェックです。究極のながら仕事です。今はこうやって自力で相当の時間を費やしてレセプトチェックをしていますが、人工知能(AI)の時代ですからパソコンで数秒で終わるようになるまであと数年と思います。それまでの辛抱です。

    このように、今は土日の休みを返上して働いているようなことも、AIの進歩のおかげで何もしなくて良くなる時代はすぐそこです。生産性(企業としての収益)は全く落とさず、むしろ飛躍的にアップします。人は働かなくてもいいわけですから、休みが増えるはずです。買い物に行ったり趣味に時間を費やしたりする時間が取れるようになります。そういう時代が目の前にあるので、私たちの多くの仕事がAIに取られてしまうのは自明です。では、私たちはどうしたらいいのでしょうか。

    それは、ロボットにできないことに特化することだと思います。患者さん(お客さん)の気持ちをきちんと聞いて受け止める。親身になって相談に乗る。アドバイスしたり励ましたりする。結局、ロボットにできない心の通ったふれあいが大切になると思います。笑顔が素敵、挨拶が気持ちいい、話を聞いてもらっただけでスッキリした、というような小さいことを一つひとつきちんと行うことが大切だと思います。