むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 野菜が育ちすぎて廃棄しているらしい!

    福岡のお土産に「めんべい」というものがあります。めんたい味のせんべいです。皆さん食べたことあると思います。よく売れているので福岡経済にプラスなのは当たり前ですが、そんな目に見えるメリットだけではないと知っていましたか?実は、明太子は賞味期限が厳密なので、古くなったら廃棄するしかなかったわけですが、「めんべい」はその明太子を廃棄せずにお菓子にすることで圧倒的に無駄をなくした商品なわけです。素晴らしいです。業界にとっては画期的です。

    今年は暖冬で、NHKニュースを見ていたら農家の人達が大きくなりすぎた大根をバンバン廃棄していました。豊作貧乏です。大きく育って、規格外だから捨てる、豊作すぎて値段が下がるから捨てる、こんなことをしていいのかと思います。ここは、めんべいのように農家(一次産業)は加工業者(二次産業)ときちんとタイアップしてとれすぎた時の対策をしないといけないと思います。例えば、大根ならおでんのパックとか、コンビニ用のぶり大根(真空パック)とか、切り干し大根や漬物などいろいろ加工できるはずです。大根を大根のまま八百屋やスーパーで売ることしか考えていないから豊作貧乏になるのです。世界は食糧危機が叫ばれているなか、とれすぎて捨てるなんてことはあってはならないと思います。

    農家の人達は毎日作業に追われて経済の勉強が出来ないと思います。それをサポートするのは農協だと思いますが、それができていないのだと思います。農業従事者が減るとトラクターなども売れないので農協(JAバンク)は貸付先を農業をやめた高齢者に、田んぼに何千万もするアパートを建てさせて家賃収入を勧めています。そんな暇あったら、採れた野菜や米の加工の流れをきちんと整備してあげるべきだと思います。