むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 嗚呼、風邪で病院にかかる日本人

    1.17はあの阪神淡路大震災から25年でした。寒い時期だったんですね。昨日のように思い出します。そしてこの週末はセンター試験ですね。現行のセンター試験は今回が最後だそうです。例年センター試験のときには大雪が降ったりしてたいへんな季節ですが、受験生の皆さんは頑張ってください。

    風邪の患者さんが多いですが、今年はインフルエンザは非常に少なく、検査をしても陽性に出るのは毎日数名です。熱が出てもあわてて来院せず一晩くらい様子を見てから検査を受けましょう。タイミングが早すぎると正しい結果が得られません。私は滅多に風邪を引かないのでインフルエンザの検査も受けたことないです。ちょっと怪しいと感じたらビタミンCを1時間おきに1000mg飲みます。合計8~10gほど飲めばほとんど治ります。また、漢方なら板藍根(バンランコン)です。お茶のように美味しく飲めます。当院向かいの凌雲堂薬局で手に入ります。

    先日バラエティー番組で世界各国出身の人達がひな壇に座ってコメントしていました。話題は、日本に来てびっくりしたこと。アメリカ人が言っていました。「日本人は風邪で病院にかかるんですね。アメリカでは考えられません。寝てれば治るじゃないですか」それはアメリカが医療費が高いからでしょう、と言う話になっていましたが、「寝ていれば治るのにどうして病院に行くの」というのは真実だと思います。家で寝ていれば人に移すこともありません。本当はインフルエンザの検査もタミフルも高齢者や免疫の低下した持病のある患者さん(例えばがん患者)だけでいいのです。若くて元気な人は無駄な医療費を使わないようにしましょう(といいたいけど、学校や職場の人はそれを許してくれないのが日本の変な常識ですね)。

    生花です。何かわかりませんが迫力があります。新高輪プリンスホテルにて