むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 美味しい店など検索しない:自分の感性で生きる

    皆さんはおいしいレストランを探すときに食べログなどのネットの情報や口コミを調べますか?多くの人は調べると思います。なぜか?せっかくなら評判のいい店で食べたいと思うのは当然だからです。それは理解できますが、私は一切調べません。学会などで知らないところへ行っても、どこどこの有名なレストランを目指していくとかはしません。ざっと地図を見て、駅と繁華街などの位置関係を頭に入れたら、それ以上は何も調べません。行ってみて、適当に歩き回ります。歩いているうちに、飲食店の並ぶ通りをみつけるし、いい匂いに誘われて店を決めたりします。

    外国でもそうです。去年は数回ソウルにいきましたが、いずれも地図やガイドブックなどはもたずにとにかく歩き回って面白そうなところとか、美味しそうなところを見つけました。後で帰国してから「るるぶ」などを見てみたら、自分でたまたま食べた店がいくつも紹介されていました。なーんだ、自分が見つけたと思ったけど、みんなこの店を知ってたんだ、と思ったりします。

    私が、ネットで下調べをしないのは、勘を養うためです。そして、決して失敗したくないという完全主義を捨てています。自分の勘で美味しいかと思ったけど食べてみたらたいしたことなかったとか、そういうことまで含めて楽しい経験になると思っているからです。もちろん、自分との相性もあります。ネットで評価されていない店も、自分にとってはとても美味しい上に居心地良かったという場合もあります。映画もそうです。評論家の意見や口コミの評判なんて関係ありません。自分の感性にどれだけ響くかが大事なのです。人の評価を鵜呑みにしないで自分の感性で生きることは、他人任せにせず自分で自分の生き方を選択している実感があり、充実感も違うと思うのです。