むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 働き方改革とはこれでいいのか

    経営者セミナーに参加してきました。演者はメガネのヨネザワの米澤社長でした。生い立ちから現在に至るまでの苦労話、仕事に一生懸命に取り組むことの大切さを話されました。一代でこれだけの大企業にした社長さんのお話はとても勉強になります。講話の中で、働き方改革の話がありました。時短時短といって10の仕事を7しか働かなくなったら会社の売上が7割になる。当然給料も7割になるはずです。それでいいはずはありません。みんなが想像しているのは、残業をカットして10の仕事を7にしても、今まで通りの給料をもらいたい。そんなうまい話があるのでしょうか。もしあるとしたら、仕事の効率を14くらいにしないといけません(14x7=98)仕事の効率を想像以上にアップしないと今までどりの給料をもらえない計算です。

    国やマスコミは時短のことばかりいって、仕事効率を4割あげないといけないなんて誰も言いません。騙されているとしか言いようがありません。責任感のある人は、時短だから帰宅しろと言われても仕事は終わるはずもなく、書類を持って帰って家で仕事をしています。そうしないと終わらないからです。役所務めの人たちは国の方針で残業カットと言いながら仕事量は減るはずもなくとんでもなく苦しんでいます。また、国はサイドビジネスを推奨していますが、残業せずに帰宅したあと別の会社でバイトするなんて、かえって効率が悪い働き方になるのにおかしな話です。

    今のまま働き方改革が推進されれば国の力はますます衰退し外国には追いつけなくなります。日本総貧乏の時代に突入です。会社を起こして成長させようとしている人たちは死にものぐるいで働いています。時短してのんびり暮らしたいならそれもよし、死ぬほど働いてリッチになりたければそれもよい。そういう働き方の自由があってしかるべきだと感じました。ちなみに私は朝7時から夜7時まで12時間働いています。これまでも、これからも、です。

    神水 健軍川が江津湖に合流する付近