むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 正月は痛風が増える季節

    火曜の夜は、開業仲間でやっている内科の勉強会でした。今回のテーマは尿酸です。検診などで尿酸が高いと言われた方は結構いると思います。特に男性が多いそうです。尿酸が高いのを放って置くと痛風発作を起こします。多くの場合、足の親指の付け根が腫れ上がって歩けなくなります。通常ロキソニンなどの鎮痛剤だけでは痛みはおさまらず1週間以上かかります。

    当院では足が腫れて痛むという場合、院内で尿酸検査を行い、10分ちょっとで判定します。痛風であれば、専用の薬を処方するため、結構早い段階で歩けるところまで改善します。尿酸が高くないのに痛風に似た病態をとることがあり、偽痛風と呼びます。名前の通り偽物の痛風ですが、症状は殆ど同じです。偽痛風のほうが肩や手首など比較的大きい関節で炎症を起こします。治療法は痛みに関しては痛風発作と同じです。関節が腫れていたくなるので、整形外科を受診する人も多いのですが、痛風の専門は内科です。当院にも整形から紹介されてきます。

    正月はお酒をのんだり数の子を食べたりしますから、痛風が増える季節です。尿酸はアルコール、魚卵などで上がりやすいのです。しかし中にはお酒は飲まないのに尿酸が高いという人がいます。これは、体質です。尿酸は尿中に排泄されるのですが、そのスピードが遅い人がいるのです。そういう場合、尿酸を捨てるスピードを上げるタイプの治療薬があるので、それを使ったほうが治療がうまくいきます。当院でもそのような体質を考慮した治療を行っています。

    勉強会は夜遅くまであるのでマックで晩ご飯。夜マックは100円プラスでパテ(ミート)が二倍になります。写真はダブルチーズバーガーの夜マックなので4枚重ねです!美味い😋