むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 経営的視点の重要性

    マクドナルドでもどこでも同じだと思いますが、バイトで接客していたときはとても楽しかったが、店長などの管理職になった途端に負担が重くストレスに耐えられないと言う人がたくさんおられます。それで体調を壊して来院される人もいます。バイトと店長では、さすがにストレスの度合いが違うということだと思います。それだけでなく、店長ともなると、スタッフみんなの管理だとか、仕入れ、コスト管理、環境整備、新規採用などしないといけないことは多様にあり、バイトでは経験したことない仕事の数々だと思います。突然、店長になれと言われても、喜んでできるものではないと思います。普通の会社でも同じです。もうすぐ部長になるとか、グループの長になるとかいろんな昇進があると思いますが、昇進は思った以上にストレスが大きいものです。

    そういうとき、頑張れるかどうかは平社員(あるいはバイト)時代にいかに経営者目線でものを考え、行動してきたかにかかってくると思います。日頃、自分の部署の事ばかり考えず、会社全体の利益とか、結果が経営理念に沿っているかどうかということをきちんと考えていれば、昇進しても頑張れるはずです。

    病院でも同じです。会計だけとか採血だけがうまくできる人と、経営的視点に立って考え行動できる人では働き方に差が出てきます。クリニックのように小さな組織では院長以外は皆同じ立場なのですが、個々の小さなことだけでなく大きな視点で考えたり行動してくれるスタッフは組織にとっての宝だと思います。