むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 体操で外から「気」を取り込む

    毎朝6時半に家を出て歩いて通勤しています。近くの公園ではいつもラジオ体操をしている人たちを見かけます。夏はいいのですが、この時期あさの6時半は真っ暗です。照明もまばらな公園でよく体操していると感心します。ちょっと気になるのは、夜明け前に体操するのが健康にいいのかということです。というのは、中国では公園でラジオ体操はしませんが、太極拳や気功が盛んです。気功などは環境の良いところ(公園の樹の下など)ですることで外からの気を体内に取り込みます。自然界は気にあふれていますが、日中は陽の氣、夜は陰の気です。夜明け前というのはまだ陰の気の時間です。

    したがって、夜明け前にラジオ体操をすると、体には陰の気が入ってくると考えるのです。別に、陰と陽とどちらがいいとか悪いとかではありません。人によって足りない方を入れてバランスをとればいいことです。ただ、寒い冬空のもとまだ暗い時間のラジオ体操で体内に陰の気を充満させるのは、おそらく健康に良くないのではないかと想像します。江戸時代頃の日本人の時の概念は、日の出から日暮れまでの時間を何等分かすることで決めていたそうです。したがって、季節により時間の長さが違ったということです。自然に逆らわない賢いやり方だと思います。

    ところで、土曜日は診療で疲れましたが、いい天気だったので、仕事が終わってすぐそのまま俵山へいきました。萌の里の駐車場で地鶏の炭火焼きを売っていたのでそれをつまみにオールフリーを飲んで、しばし休憩しました。天気がいいので野外のベンチでも寒くはありませんでした。その足でグリンピア南阿蘇の温泉に入ったら、一週間分の疲れが飛んでいきました。

    萌の里