むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 当院では生薬(煎じ薬)も処方しています

    漢方を専門にしていると、科を問わずいろんな患者さんが来られます。皮膚科もその一つです。アトピーや慢性蕁麻疹などは治りにくいため、皮膚科に通っているけど漢方でなんとかなりませんか、みたいな患者さんが時々来院されます。時々、そういう難治性の皮膚疾患も驚くほど改善することがあります。粉をふくほど乾燥している肌とか、浸出液がにじむほどひどい湿疹とか、色々あります。そういう患者さんも、寒熱、燥湿などの情報から処方を考えます。難治で困っている場合、ご相談に乗りますが、使っている軟膏(ステロイドなど)や内服(抗アレルギー薬)などは急にやめずにご来院ください。最初は漢方を併用し、皮膚の状態が良くなってきたら自然とステロイドなどは減らせますから焦らずゆっくり治療しましょう。

    毎年この時期にはブログに書いていますが、当院オリジナルの漢方入浴剤があります。乾燥肌で痒みの強い人のために作りました。風呂に入る前にやかんや鍋で15分ほど煎じてからお風呂に入れてもらいたいので、ちょっと手間ですが、本物の生薬から作った漢方風呂です。しっとりサラサラになり、体の芯まで温まります。ご要望の際は当院向かいの凌雲堂薬局にてお買い求めください。

    当院で生薬を処方する場合がもう一つあります。がん患者さんや難病患者さんに保険適応外の抗がん作用のある煎じ薬を処方しています。通常の漢方薬は保険適応ですが、がんに対して十分戦えるだけの薬がないため、特別な生薬を用意しています。霊芝、白花蛇舌草、半枝蓮などです。