むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • タンパク質+鉄=健康

    テレビネタです。食べて太るかどうかはカロリーではなく栄養素を見るべしと言っていました。炭水化物が太る原因です。例えばラーメンでも、塩ラーメンは太りやすく味噌ラーメンは太りにくいと言っていました。味噌に含まれる栄養素が代謝を良くして食べたカロリーを効率よく燃やしてくれるのだと思います。また、単品のラーメンより、卵、チャーシュー、ネギなどトッピングの全部のせのほうが太りにくいと言っていました。このことは、私もだいぶ前から知っていましたのですでに当院では患者さんに指導していました。

    信じがたいことですが、番組では二郎系ラーメン(もやしやチャーシューが山のように入っている)を昼ごはんに毎日食べ続けたらやせた!という検証実験が報告されました。驚きですね。とにかく日本人は炭水化物に偏った食事をするため、太りやすい、糖尿病になりやすい、ウトウトしやすい。もっとタンパク質を摂って、炭水化物を減らさないといけません。

    今日、本を1冊読みました。藤川徳美先生の「薬に頼らず子どもの多動・学習障害を治す方法」という本です。https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51nlVISyhFL._SX338_BO1,204,203,200_.jpg

    今月発刊されたばかりです。多動、発達障害の子供を持つお母さんは大変です。当院にもたくさん来られています。ストラテラやコンサータという薬がよく効くので当院でも処方していますが、この本のとおりに頑張れば薬が要らなくなると言う内容です。コツは、上記したラーメンの話と同じで、炭水化物を制限する、タンパク質を積極的にとる+鉄を補うです。あとは、ビタミンB,C,Eなどを適宜入れるのですが、ナイアシン(ビタミンB3) が重要です。当院でも、全く同じ治療法を多くの患者さんに指導しています。ぜひ、多動・発達障害と言われている子供をお持ちなら、この本を読んで実践してみてください。たいてい、親子で鉄不足、蛋白不足ですから、子供だけでなくお母さんも同じ治療を受けたほうがいいみたいです。漢方の世界では母子同服といいます。