むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • Back2School

    アメリカのラジオを家ではずっとかけっぱなしにしています。Tuneinというアプリで世界のラジオが聞けるのですが、私はアマゾンのアレクサに登録しているので、「アレクサ、いつもの」と声をかけるとテキサス州のラジオがかかるようになっています。今週はバック・トゥ・スクール(Back2School)の話題で持ちきりです。B2Sというのは直訳すると「学校へ帰る」となりますが、アメリカは夏休みが6−7月で今年は8月2日には新学期が始まったようです。日本と違うのは、夏休み明けはただの新学期ではなく新入学の季節でもあり、学年が上がる季節です。当然、文房具などを買い揃えるシーズンでもあるのでB2Sセールというのがあっていました。アメリカ独特の黄色いノート(日本でもコストコに売ってありますね)とか、ペンなどこの季節にまとめ買いするのですが、今思い出しても懐かしいです。日本では新学期は桜の季節ですが、アメリカはちょうど今なのです。

    来週はお盆休みです。当院は今週土曜日まで通常通りの診療ですが、来週12日月曜は山の日の振替休日でお休みです。その後、13,14,15日は休診となります。ご了承ください。16日(金)からは通常通りとなります。今日はお盆休み前ということもあり、かなり混み合いました。明日明後日も同様と思いますが、私の予想では、再来週お盆明けの19日からの週が相当混雑すると予想しています。病状が安定していない人を優先してこの週に入れたいと思っていますが、通常の血圧の薬などで薬が切れる場合、仕方ありません。どちらかといえば、今週中に補充されたほうがいいかと思います。

    うつ、不安、緊張しやすい人は不思議と親譲りだったりします。例えば、お母さんが妊娠中不安やうつのような症状があった場合、その子供にも似た傾向が出やすいようです。遺伝なら仕方ないと思うかもしれませんが、そうでもない場合があります。その原因は親子揃っての鉄欠乏症の場合があるのです。お母さんに極度の鉄欠乏があると生まれた子供も当然鉄が足りません。また、鉄を吸収しにくい体質だとうつやパニックが遺伝したかのように見えます。当院では、うつや不安障害の患者さんの採血をして鉄関連の検査を行っています。鉄の補充は安定剤や抗うつ剤よりも根本治療として必須です。

    グリンピアから高岳を望む