むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 毎日難題難問です

    台風直撃でしたが、幸いあっという間に過ぎてくれました、風雨は強かったですが、さほど被害もなく助かりました。ちょうど風雨の強かった午前中は、クリニックは患者さんがガラガラでした。昼頃には雨も上がって明るくなってきましたので、次第に患者さんの来院もあり、午後は相当混み合いました。おかげで合計の来院数は通常の火曜日程度でした。待ち時間がいつもより多くなったかもしれません。申し訳ありませんでした。それにしても、毎日本当に難しい相談がたくさん来ます。以前勤務していた桜十字病院で年に1−2人あるかどうかというような相談が毎日何例もあります。いまやどんな相談を聞いてもほとんど驚きません。すでに似たような人が過去に来られているからです。

    夕方仕事が終わってTVをつけたらおなじみの健康番組でした。名医のセカンドオピニオンというコーナーがあるのですが、今回も見た瞬間5つほどの鑑別疾患が頭に浮かびましたが、番組で検査結果が次第に明らかとなり、結局診断は思った通りでした。これくらい毎日難しい症例に遭遇していると、診断力も鍛えられます。そうは言っても私達クリニックレベルではじっくり精密検査をしている時間はありません。また、たくさん検査すると過剰診療として検査代を切られることがあるため、損してしまいます。そこで、おすすめは、日赤などで検査した検査結果やドッグのデータを持参してください。総合的に判断すれば、追加の検査は最小限ですみます。

    相談事で困るのは、家族の問題をどうしたらいいでしょうかと聞かれることです。夫婦仲、嫁姑問題、兄弟の借金など私に相談されても「それは大変ですね」としか言いようがありません。具体的なアドバイスがほしいなら街角の占い師さんにでも聞いてください。いらいらを抑えてほしいとか、眠れるようにしてほしいとか、そういう相談なら喜んでお引き受けします。