むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 温泉で自律神経を整える

    阿蘇一宮での漢方合宿の二日目は私の講義だけが予定されていました。朝から昼までたっぷり時間を貰ったので、鍼灸の歴史から刺し方、ツボの解説などをした後に医学生たち同士でハリを刺して見る実習をしました。大分の鍼灸師の成田先生がお手伝いしてくれたので、助かりました。成田先生は大分の竹田から来られていましたが、一の宮まで40分できたとのこと。熊本市内からの半分くらいの距離です。九州各地から集まるのに阿蘇というのは案外真ん中でいいのかもしれません。学生さんたちはすべての日程が終わったらファームランドなどに立ち寄ったみたいで、それぞれ阿蘇を満喫して帰ってもらったようです。

    そういう私も阿蘇には久しぶりにいきました。地震後の立野の通行止のため全然行っていませんでした。久しぶりに俵山を超えて久木野から長陽、立野、内牧方面へ行ってみると懐かしい風景です。以前と何も変わっていません。合宿帰りに立野のアーデンホテル横のドンドコの湯に立ち寄ったのですが、昔のままでした。お客さんは以前より少ない印象です。やはり57号線の立野が行き止まりですから仕方ありません。

    私は温泉では必ずサウナに入ります。しっかり汗をかいて、その後水風呂に入ります。これは交感神経と副交感神経を交互に刺激して自律神経の鍛錬になります。自律神経失調を治すにはこのように温泉に入る、サウナに入るの他に規則正しい生活をすることが大切です。朝はちゃんと起きてご飯を食べる。日中はダラダラしない、昼寝しない。そして夜は定時に寝る。こういう基本ができていることが自律神経を整える上で最も大切です。

     

    宮地から阿蘇高岳を望む(大阿蘇病院前にて)